安全性

コーテック気化防錆剤とは

cortec,気化防止剤

錆などの腐食は、酸素と水分や酸などの汚染物質が金属表面に付着することにより発生し、酸化還元による電気化学反応により進行します。コーテックのVpCI テクノロジーは強固なイオンバリヤーにより、これらの発生原因から金属表面を守ります。
VpCI は電気化学的に金属の表面を覆うだけではなく、錆を防ぎにくい細かい隙間やピンホールにも霧状に入り込み空気や湿気、結露を遮断し防錆します。VpCI の防錆膜は電気的、化学的、機械的な影響を与えません。また、化学的な堆積も起こしません。

原料保管から加工、組立て、輸送、在庫保管まで、全ての工程に対応
幅広い商品群は、現状の工程に付加することにより防錆工程の短縮が可能
マルチメタル対応・・・鉄から非鉄、各種合金まで幅広い金属に対応
商品の種類や希釈倍率を変えることにより防錆期間をコントロール
人と環境に優しい安全性の高い成分を使用
 (RoHS、REACH、FDA/USDA 対応、ISO-9001、ISO-14001)
世界中の有力メーカーでの使用実績
 (MIL スペック、GM スペック、日本国内企業)
VpCI テクノロジーはここが違う

コーテックの防錆イオンは、金属の陰極/陽極の± に引き寄せられ結合し薄膜を作ります。この膜が酸素と水分や酸などの汚染物質による外からの攻撃から守ります。またコーテックの防錆イオンは表面に付いている水分の内部に侵入し、表面やピンホール内部まで保護膜を張ります。ここが従来の油性や水性防錆コーティングとは根本的に違う所です。

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cortec,安全性図6

安全性

cortec,安全性図6

コーテックVpCIは一般的に使用されている亜硝酸(劇物指定)ベースでは無く、人に優しく環境に優しいカルボン酸塩を主成分にしています。有害なクローム、窒素酸化物、リン酸化合物系防錆成分は含んでいません。最新の化学技術を駆使して開発されたコーテック社独自に配合された防錆剤は、健康面、安全性、可燃性、公害等への影響をまったく心配することなく使用できます。

この事はISO-9001、14001の取得、MILスペック、NATOスペックの取得やRoHS指令への対応により高く証明されています。 また、F.D.A(Food and Drug Administration : 米国食品医薬品局)、USDA(United States Department of Agriculture:米農務省)の認可を取得した製品も取り揃えています。

LD50 毒性テスト

Chemical LD50(mg / kg-rat)
食卓塩(塩化ナトリウム) 3000
食品用防腐剤(亜硝酸塩) 85
CalciumNitrite(他社気化防錆剤) 283
Cortec VpCI-309 2100

LD50 とは、化学物質をラット、モルモットなどの実験動物に投与し、その半数が試験期間内に死亡する用量を指します。投与した動物の50% が死亡する用量を体重当たりの量(mg / kg)としてあらわし、化学物質の急性毒性の強さをあらわす代表的指標として利用されています。

cortec,データシートについて